日本アスペン研究所は、創立10周年記念事業として2008年度より開催している高校生を対象とした「アスペン・ジュニア・セミナー」を、2010年度に引き続き、2011年度も開催する予定です。
「アスペン・ジュニア・セミナー」は、若く多感な学生のときにこそ古典や哲学書に触れ、本を読む大切さと対話の重要性を少しでも多くの高校生に体験してもらうこと、また同時に、対話を通じて、「より善く生きるとは」「何のために学び、働くのか」等の人生にとって重要な課題について考えていただくことを目的としています。日本アスペン研究所では、このセミナーを当研究所の社会貢献活動として位置づけており、参加費無料で開催しています。
2010年度の開催に際し、資金サポートならびに会場提供をいただいた協賛企業・団体に心より感謝しております。
2010年度は、10月のオリエンテーションを経て、11月、12月および2011年1月(各月1回)に開催し、11の高校から47名の生徒に参加いただき、『アンティゴーネー』(ソポクレース)、『かのように』(森鴎外)、『エネアデス』(プロティノス)、『人間の学としての倫理学』(和辻哲郎)など6編のテキストについて、対話を行いました。
参加した生徒の皆さんから寄せられた感想(一部抜粋):
- 学校の勉強は正解を記憶することが中心だけれど、このセミナーで「深く考えるということはどのようなこと」かが少し解った。
- 自分の意見でその場の雰囲気が変わるし、人の意見を聴くと理解も深まる。セミナーを通じて対話の面白さを経験した。
- 同じ世代で人生を真剣に考えている人がいて救われた。
- 古典は難しい、けれど少し面白い。同じ仲間で是非もう一度集まって勉強したい。
「アスペン・ジュニア・セミナー」につきましては、セミナー概要もご覧ください。
「アスペン・ジュニア・セミナー」にご興味のある方は、事務局までお問い合わせください。
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